イベント
2019.08.27

ウミガメを守るはざこネイチャーセンター

本物のウミガメに会いました!

  1. ここでウミガメを保護し、海に戻しています
  2. ウミガメのことをたくさん教えてくれた小出さん
  3. ウミガメの大きさを計ります。甲羅のサイズは約36cm

海の伝道師育成塾、2日めの研修は、はざこネイチャーセンターからスタートです。ここではおおいた環境保全フォーラムの小出さんに、ウミガメについて教えてもらいました。ウミガメの種類は意外と少なく、世界に8種類ほど。そのうち3種類(アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ)が日本の海岸で卵を産みます。間越(はざこ)海岸にやってくるのは、その中のアカウミガメ。ウミガメはデリケートで、海岸がきれいなことはもちろん、車のライトなどが届かない漆黒の浜で産卵をするため、産卵の時期の海岸清掃は欠かせません。孵化した子ガメは甲長約10cm、重さは20g。大人になると100kgにもなります。人間が3000gで生まれて50〜60kgに成長したとして、約20倍。比較するとウミガメは…5000倍!にも大きくなるのです。アカウミガメは、5〜8年かけてアメリカまで行き、また戻ってくることがわかっていますが、アオウミガメの生態ははっきりしていません。はざこネイチャーセンターでは、間越で生まれたアカウミガメの子ガメのほか、漁師さんの網にかかったアオウミガメも保護しています。

海ごみの影響を目の当たりにしました!

  1. 「触ってみたら、首のところが柔らかかった!」
  2. 糞として出てきたプラスティックごみに絶句…
  3. あいにくの雨でしたが、間越海岸で少しだけ遊べました!

アオウミガメは間越で産卵はしませんが、推定3歳ほどのアオウミガメが、近海でときどき網にかかるのです。その年齢のアオウミガメが、佐伯あたりを餌場にしているのでは…という仮説を立て、保護したカメにタグやマイクロチップを埋め込み、元気にしてから海に戻し、生体を調査中です。ちょうど塾生たちが研修におじゃました直前に、保護したアオウミガメから、とんでもないものが糞とともに出てきました。ポリ袋、外国の漢字が書かれた何か…きっと苦しかったことでしょう。糞とともに出たプラスティックごみを手にし、言葉を失う塾生たちでした。「ウミガメはとても長生きなので、将来の調査は、きみたちの世代になります」と、小出さんがバトンをつなぐ大切さを話してくださいました。塾生たちにとっては心にズシンと響く研修となりました。

イベント詳細

イベント名大海原の王 大友宗麟プロジェクトVol.3 海の伝道師 育成塾
日程8月19日(月)
場所はざこネイチャーセンター
主催海と日本プロジェクトin大分県 事務局
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