佐伯市米水津(よのうづ)は、県内でも有数の、ひじきの産地。
リアス式海岸で、多くの岩場があり、ひじきの生育に適した環境が広がっています。
「粒が大きく柔らかくて非常に味がいい。」
大分県漁協米水津支店の塩月さんも、その味には太鼓判です。
5月某日。この日は米水津の海岸に 地元の漁師さんや海人(あま)さんが集まり、
ひじきの収穫が行われました。
ひじきの収穫は、例年、3月から5月の間に行われます。近年は、気候変動による
水温上昇などの影響で、ひじきの収穫量は減少。収穫できるのは、1年でもごくわずかの
タイミングです。
小型の漁船いっぱいに収穫されたひじきは、クレーンで陸揚げされて、
加工場に運ばれていきます。
米水津地区では、地元で獲れるひじきに 親しんでもらい、味わってもらいたいとの思いから、
毎年春に、地元の中学生がひじき漁を体験しています。
「米水津ならではの体験。身近なひじきについて知ることができて、加工の仕方も
知ることができる、いい体験になっている。地元の私も子どもの頃体験した。」と塩月さん。
地元で獲れる海の恵みに触れることは、地元の海を守る第一歩。
塩月さんも、そう願っています。
イベント名 | 米水津「ひじき漁」 |