レポート
2021.04.02

デフビーチバレーボールを多くの人に知ってほしい!

〜ビーチスポーツを通じて障がい者と健常者の笑顔の交流〜

  1. デフビーチバレーボール日本代表選手の今井さん(左)、瀬井さん(右)
  2. デフスポーツの魅力を伝えたい、と今井さん
  3. 激しいゲーム展開に興奮します

デフビーチバレーボール・フレンドシップゲーム2021が、大分市の田ノ浦ビーチで開催されました。これまで2回にわたり、世界からトップ選手を招いて開催してきましたが、今回は新型コロナウィルス感染症の影響で、海外選手を招くことができませんでした。ですがその代わり、健常者のトップアスリートを招き、開催することとなり、これは、デフ(聴覚障がい者)にとっても、健常者にとっても、互いを知る貴重な時間となりました。

 試合前、デフ選手の瀬井達也さんと今井勇太さんにインタビューすると、「これまでは外国の選手と対戦していたが、今回は健常者のトップ選手と対戦することができ、とても楽しみです。ベストを尽くしたい。たくさんの方の協力のおかげで大会に参加することができ、感謝します」と笑顔で語ってくれました。

2025年デフリンピック日本開催に向けて

  1. 連携は完璧!
  2. 女子のゲームも白熱
  3. 女子はクイーン形式という個人の入れ替え戦

デフの選手たちは、アイコンタクトや、試合中のわずかな手話で連携を取ります。即座の対応は、普段から練習で培ってきたコミュニケーションのたまもの。健常者の選手にとって、声なく静かに進む試合は、脅威にも感じるそうです。どちらにとっても得難い経験となったようです。

 パラリンピックは有名ですが、デフリンピックは認知度がとても低い現実があり、デフビーチバレーボールなどの活動を続けることで、デフスポーツの魅力を多くの人に知ってもらいたいと関係者は日々、奮闘しています。

 大分県は障がい者スポーツ発祥の地。そして素晴らしいビーチのある県です。ビーチでデフスポーツを観戦し、面白さに触れ、みんなで盛り上げていきたいですね。

イベント詳細

イベント名デフビーチバレーボール・フレンドシップゲーム2021
日程2021年3月27日(土)
場所大分市田ノ浦ビーチ
主催一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会
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