大分の豊かな海でとれた魚や海藻を使いおうちで楽しく海ごはんを作ってみませんか?
田北調理師専門学校の樋口貞治先生に教えていただきました。
☆ひじきごはん☆
大分県津久見市では良質のひじきがとれます。このひじきを使った「ひじきごはん」は、昔から津久見市に伝わる郷土料理です。混ぜご飯と炊き込みご飯がありますが、今回はより手軽な混ぜご飯のほうをご紹介します。乾燥したひじきや椎茸を水に浸すと、膨らんだり、柔らかくなったり、出汁が出たり、不思議で面白いですね。この作業を、「戻す」と言います。材料を小さく切るのも楽しいですよ。おうちの人と一緒に作ってみてくださいね。
ご飯を炊きます。
ひじきとしいたけを戻します。
ひじきはふくらむので多めの水で15分ほど、
干し椎茸は味を出すため、できれば前の日から戻しておくとよいでしょう。
油あげはさっと熱湯にくぐらせ余分な油を落とします。この作業を「湯通し」と言います。
続いて、材料を小さく切ります。
ごぼうは水で洗い、ささがきという切り方をします。包丁で切るのが難しい時は、ピーラーでもかまいません。
切ったごぼうは酢水にしばらくつけて、アクをとります。水が茶色っぽくなりますのでその水は捨てましょう。ごぼうは水を切りましょう。
鍋に油をひき、戻したひじきを入れて炒めます。ひじきに油をまわしたら、ごぼう、にんじん、椎茸を入れ、こがさないようにゆっくりと混ぜます。
それから、砂糖→醤油→酒→みりんの順に入れ、干し椎茸の戻し汁とうま味調味料を入れます。
中火で3〜5分したら、油あげ、かまぼこを入れます。水分が少なくなるまで煮つけます。
炊き上がったご飯に、煮つけた具を入れ、混ぜます。
ひじきのうま味を、炊きたてご飯が吸ってくれます。
最後にごま、ねぎを乗せ、できあがりです。
ほどよい甘さが食欲をそそるひじきごはん。
ひじきが入る以外、材料に決まりはありません。おうちの味を作ってみてくださいね。
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イベント名 | おうちで海ごはん「ひじきごはん」 |