大分県豊後高田市にある、「真玉海岸」は、遠浅の海岸線に広がる干潟で、しま模様が特長の絶景スポット。
現在、この場所の新しい特産品として、注目されているのが、「マテ貝醤油」です。
真玉海岸で採れる、「マテ貝」を使った、とても珍しい醤油で、今年の7月に発売されました。
令和3年に、真玉海岸が国の「名勝」として登録されたことをきっかけに、
美しい景色だけではなく、そこに生息するマテ貝に注目。新しい加工品開発がはじまりました。
醤油づくりは、豊後高田市と、地元の醬油メーカーや料理家が開発チーム結成し、
10か月ほどの製作期間を経て、完成されました。
豊後高田市で、レストランを営む松嵜敏行さんも、そのメンバーの一人。
シェフとして、味の監修はもちろん、自らマテ貝の採取も行っています。
「地元である真玉海岸がすごく好き。時間を見つけて、ごみ拾いなど環境保全活動に取り組んでいる。
マテ貝を通してこの場所を大事に思ってくれる人が増えると、すごく嬉しい。」
松嵜さんは、そう願っています。
マテ貝醤油と同じく、地元のウニを使った「ウニ醤油」も製作されました。
「マテ貝醤油も、うに醤油も、国東の海を守るという取り組みにも繋がっていて、
そういうチャレンジというのを多くの人に知ってもらいたいっていうのがあった。
国東の海をこれからどう守っていくかという、問題提起にもなると考え、クラウドファンディングで
たくさんの方の支援をいただいた。」
醤油開発に携わった豊後高田市の松本卓也さんは、そう語ってくれました。
イベント名 | 国東半島 マテ貝醬油 |