【臼杵市の干潟で行われているアサリ復活のための生育・保護活動】
この活動は海洋科学高校の生徒たちが、2023年から行政や漁協と協力して実施いるもので、臼杵市の干潟に生息するアサリの数を少しでも増やそうと毎年アサリの稚貝を放流しています。アサリは海水中のプランクトンや有機物のかけらを取り込み、フィルターを使ったろ過と同じ働きをしています。アサリの浄化能力は環境保全という重要な役割も担っており、アサリ1個がろ過する水の量は1時間に約1リットルともいわれています。
今回天然のアサリと人工種苗(じんこうしゅびょう)したものを合わせて約12万個の稚貝(ちがい)を放流することにしました。干潟の中央部に放流された1センチほどの稚貝。来年の春には2.5センチほどに成長するということです。