杵築市の奈多海岸で地域の人たちに見守られながら巣立ったアカウミガメに密着しました。ウミガメの卵は産卵から積算で一定の温度を超えるとふ化が始まります。砂の中に埋められた計測器からふ化の日程を予測します。ふ化の時間は海までの歩く距離が短くなる満潮前後ということです。午後8時、赤ちゃんの頭が見えてきました。午後10時14分ウミガメたちが一斉に出てきました。巣穴からおよそ60匹、月明かりをたよりに海へと向かいます。奈多海岸は松林の整備をし、ウミガメがくるきれいな海を目指していたこともあって、その願いが叶ったことと、この日生まれた赤ちゃんが無事に大海原へ旅立っていく様子を密着してお伝えしました。
放送日:2017年8月15日