イベント
2022.12.23

海の環境を守る救世主!カキ養殖について学ぶ

大分のシイタケとカキ調査隊③

  1. 新栄丸の宮本さんが語る大入島のカキ養殖
  2. ブランド牡蠣、大入島オイスター養殖場
  3. シングルシードで使用されるカゴ

2日目の始まりは、佐伯市の大入島から。

こちらでは、「赤潮問題」の救世主、カキ養殖について学びます。佐伯市大入島にある「新栄丸」は、「大入島オイスター」という真牡蠣を養殖している会社。代表の宮本新一さんから、大入島のカキ養殖について教えてもらいました。

ここでの養殖は、一つずつカキを育てる「シングルシード」という方法で行なっています。通常の養殖で使われているプラスチックのパイプを使用しない、海ごみが出にくい養殖方法です。

赤潮の原因となる植物プランクトンを食べる働きがある上に、プラスチックごみを出さないのが、このカキ養殖の大きな特徴なんです。まさに、海ごみ問題と赤潮問題、両方の救世主と言える方法ですね。

ごみを出さないカキの養殖方法について学びました!

  1. カキの稚貝と生育したカキ
  2. カキ殻は粉砕して肥料として再利用します!
  3. 海岸清掃の様子。多くの海洋ごみが打ち上げられていました…。

宮本さんに大入島オイスターの養殖方法について解説してもらいながら、カキの赤ちゃんである稚貝を見せてもらったり、漁船に乗って実際に養殖されている現場を見せてもらいました。

さらに、新栄丸では、カキ殻も無駄にはしない取り組みをしています。粉砕して肥料に変えて、地元の農家に使っていただいています。ごみを出さないこの養殖方法と循環への取り組みは、日本で初めて大入島で始められたそうです。

調査隊は新栄丸で、画期的なこのカキ養殖の現場に肌で触れることができ、深い学びにつながりました。

また、この大入島には、たくさんの海洋ごみが漂着する海岸があります。調査隊は、実際にその現場を目の当たりにし、ごみ拾いを行いました。あまりにもたくさんの海洋ごみを目の前に、ショッキングな様子だったり、それを身近な問題として考えようとしたり、反応もさまざま。漂着したごみについても講師からお話を聞き、とても考えさせられる時間となりました。

イベント詳細

イベント名「大分のシイタケとカキ調査隊」海と山の素敵なつながり~再利用で海を守る~
参加人数小学校5・6年生、19名
日程11月19・20日
場所国東市・佐伯市・大分市
主催海と日本プロジェクトin大分県
協力大分県農林水産研究指導センター・国東半島宇佐地域 世界農業遺産推進協議会・くにさき半島 山や ・ 合同会社 新栄丸 ・焼肉 韓国苑
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