レポート
2021.11.11

SDGsを学ぶ環境イベント ビーチフルディ ”2021” in 田ノ浦 開催!

大分市の田ノ浦ビーチで先日、ビーチクリーン活動と環境学習&ワークショップの「ビーチフルディ”2021”in 田ノ浦」が開催されました。

  1. いざ、秋のビーチへ
  2. 砂には無数のプラスティックの破片
  3. ペットボトルの蓋が落ちてるよ

陽射しが和らいだシーズンオフの田ノ浦ビーチは清々しく晴れ渡っていましたが、砂浜をよく見ると、打ち上げられ、劣化し破砕されたプラスティックの欠片が無数に砂と混ざり合っています。まずはビーチの清掃活動からスタートです。

この日参加したのは、子どもを含めて55人。プラスティックごみのみ、の回収が、ミッションです。

ふるいとスコップを持参した男性は、砂浜に腰を据えて、分類に格闘。プラスティック片が細かすぎて、「もうちょっと(ふるいの)目が細かいのを持ってくればよかったわ!」と、想像以上に回収が難しいことにまいった様子でした。

10メートルほどの間隔で置かれた黒の大きなトレイには、回収されたプラごみが次々と放り込まれました。薄汚れたプラスティックのごみは、かつては美しいものだったのでしょう。人の営みの中からあふれ出したプラごみは、人間の身勝手さを映してるようです。

環境学習会とワークショップ

  1. スライドを見ながら海ごみの勉強
  2. 発泡スチロールのウミガメが海ごみをまとったアート作品になりました
  3. 海ごみを貼り付けたポスター完成

ごみ拾いのあとは、環境学習会です。日本文理大学の学生さんが、スライドを見せながら、どれほどたくさんのごみが海に流れ出しているかや、プラごみの90%以上が水を貯めて海底に沈んでしまうこと、2050年には魚の数よりごみの量のほうが多くなる試算を、わかりやすく説明してくれました。

座学のあとは、ワークショップです。漂着した発泡スチロールの浮きで作ったウミガメに、流れ着いたプラスティックごみを接着していきます。

子どもたちも、台紙の上に貼り付けていきます。さまざまなごみを貼り付けて、SDGsを考えるアート作品ができあがりました。ごみを増やさないこと、正しく捨てること、海ごみを拾うこと。未来のためにできることは、すぐ近くにあることを学んだ1日となりました。

イベント詳細

イベント名SDGsを学ぶ環境イベント「ビーチフルディ "2021" in 田ノ浦ビーチ
参加人数55名
日程11月3日(水・祝)
場所大分市田ノ浦ビーチ
主催NPO法人おおいた環境保全フォーラム、一般社団法人大分県ライフセービング協会
協力日本文理大学
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