レポート
2016.08.04

干潟で生きた化石・カブトガニに遭遇!

中津市大新田の干潟で7月30日(土)、『夏休み干潟(ひがた)観察会』が開かれました。

当日の様子

  1. 絶滅危惧種のイボウミニナも、前に歩くマメコブシガニも。豊かな干潟です。
  2. 8歳のカブトガニ!かわいいですね。干潟でたくさん見つかる日もあるそうです。
  3. みんなで採った干潟の生き物の名前を教えてもらいました。この後、海に返しました。

 

遠浅の広い干潟には、生き物がたくさん。水辺に近くと、ザワザワザワ…と小さなカニの群れがいっせいに動きます。干潟観察の指導をしてくださるのは、NPO法人『水辺に遊ぶ会』代表の足利由紀子さん。場所によってはくるぶしまで泥に浸かってしまうので、足元に気をつけながら200メートルほど沖まで歩きます。ここは天然記念物であるカブトガニの生息地。目を凝らして探しますが、その姿はなかなか見えません。すると、足利さんが見つけてくださいました!手のひらサイズのカブトガニはおよそ8歳。20〜30cmクラスは15歳だそうです。参加した人たちは、それぞれに小さな生き物をバケツに入れて陸に上がり、種類ごとに分けて観察。カブトガニをはじめ、珍しい貝や、カニ、シャコなどがたくさん。観察し終わった後は、それらを干潟に返してあげました。足利さんは、「中津の海はこんなに豊かです。カブトガニが歩く干潟なんて、そんなにないですよ!」と、干潟の生き物を守る大切さを教えてくださいました。

 

イベント名:夏休み干潟(ひがた)観察会

参加人数 :約150名

日   時:7月30日(土)10:00〜12:30

場   所:中津市大新田海岸

主   催:NPO法人 水辺に遊ぶ会

後   援:中津市

指   導:足利由紀子氏(水辺に遊ぶ会)

イベント詳細

イベント名夏休み干潟(ひがた)観察会
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