卒業を迎え、地元を離れる予定の高校3年生15名が参加しました!
卒業して、地元から巣立っていく高校3年生を対象にした料理教室が佐伯市のさいき城山桜ホールで開かれました。
「巣立つ君たちへの自炊塾」とタイトルがつけられたこの教室は10年以上前から開催され、郷土の素材を使った家庭料理を学び、一人暮らしを始める高校生たちに料理の基本を伝えるとともに、ふるさとの味も学んでもらいたいと行われています。
参加したのは地元、佐伯市を始め、大分市、隣県の宮崎県延岡市の高校生たち。
指導をするのは佐伯市のフランス料理店「ムッシュ・カワノ」オーナーシェフの河野辰也さん。食材には大分のブランドブリ「美人鰤(ぶり)」を始め、いりこ、お米や味噌なども地元、大分産のものを用意されていました。
包丁の使い方、お米のとぎ方、新鮮な素材も見分け方、卵焼きに砂糖を入れると防腐効果もあるなどのお話を始め、それぞれの素材についても詳しく説明があり、参加した皆さんは、料理の基礎から学んでいき、調理に取り組みました。
メニューはご飯(土鍋炊き)、味噌汁(イリコだし)、卵焼き、ブリの照り焼き、きゅうりとちりめんの
酢の物。
味噌汁もイリコからだしを取る本格家庭料理、「味噌の味かげんは五口目が美味しいのが良い具合で、一口目から美味しいのは味が濃い」とのアドバイスも。
なれない調理に手間取りながら、出来上がった料理はなかなかの出来栄え、料理を一から学ぶいい機会となったようです。
主催した「まちづくり佐伯」の三浦さんは「これまで食事を作っていただいた方たちへの感謝の気持ちを持って、また新生活での自炊に活かしてほしい」とお話ししてくれました。
イベント名 | 巣立つ君たちへの自炊塾 |
参加人数 | 15名 |
日程 | 2023年2月12日(日) |
場所 | さいき城山桜ホール キッチンコート |
主催 | 株式会社まちづくり佐伯 |
協力 | ムッシュ・カワノ |