地元の海をPRするポスターのコンテスト「うみぽす」が今年も開催されています。
コンテストの趣旨や手順、着眼点などをアドバイスするワークショップが先日、大分県立鶴崎工業高校で、産業デザイン学科2年生を対象に開かれました。
今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインで開催となりました。パソコンとタブレット、スマホを駆使し、33人の生徒たちは、新しいスタイルの授業に一生懸命に取り組みました。講師は、海洋連盟の後藤学さんと、加藤才明さん。
まずはアイデアの出し方から学びました。いろはかるたをモチーフにしたソフトで絵札(海の写真)を見ながら、浮かんだ言葉を字札に入力します。この2枚を重ねると…あっという間にポスターの体裁になり、生徒たちから驚きの声があがりました。
続いて、それぞれが用意した海の写真を使い、ポスターづくりに取りかかります。画像をパソコンに取り込み、文字を乗せ、フォントや位置をあれこれ試しながら、作品を仕上げていきます。いつも触っているスマホほどにはスムーズに進まず、悩みながらの作業が続きました。
そんな中でも、「うみぽすは、ふざけたほうが褒められます。友達と話すように作ってください」の加藤さんのアドバイスに、生徒の1人は「ふざけていいんだ、楽しくなりました」と笑顔がこぼれ、肩の力が抜けたようです。ポスター用の撮影のためだけに家族で海に出向いたという生徒は、「撮影してみると、あらためて海の良さを見つけられました」と、地元の海の新しい発見を喜んでいました。
「うみぽす2020」は9月23日まで作品を募集しています。今回は、インスタの部、Zoomの部も新設され、グランプリには30万円が贈られるということです。
詳しくは、コチラのHPをご覧ください。