国東市の3つの海岸、黒津崎海岸、小原海岸、次郎丸海岸で先日、海ごみゼロウィークの清掃活動が行われました。国東高校の生徒と地元の方々が参加。総勢300名以上の一斉クリーン活動となりました。国東市の三河明史市長の挨拶の後、それぞれ掃除道具を手に、海岸へ。浜には豪雨のあとの小枝がたくさん流れ着き、小枝の隙間に砕けたプラスティックが見え隠れしていました。それでも思ったほどごみが多くなかったのは、NPO法人「国東市手と手とまちづくりたい」のみなさんが、常日頃掃除をしてくださっているからなんです。
今回、清掃活動を率先した国東高校・エコ委員会の内林歩乃佳さんは、「ウミガメが産卵に来る国東市の海をきれいに保ちたい!」と、活動の意義と、地元への想いを語ってくれました。厳しい暑さにもめげず約1時間、汗を流しながら拾い集めたごみは、少ないとはいえ、流れついた大きな漁具を含め、小型トラック2台分になりました。
国東市自慢の海岸はとても長く、奇岩が突き出す独特の景観を誇ります。10年ほど前は船からのごみが多かったのですが、最近は里山からの生活ごみが増えました。増え続ける海のごみは、片付けても片付けても打ちよせてきます。やがてごみのほうが魚の数より多くなるという試算もあると聞き、一人ひとりの生活を見直し、海を大切にしなくては、の気持ちを強くした時間となりました。
イベント名 | 海ごみゼロウィーク |
参加人数 | 約300名 |
日程 | 7月31日(金) |
場所 | 国東市黒津崎海岸、小原海岸、次郎丸海岸 |
主催 | NPO法人国東市手と手とまちづくりたい |