レポート
2019.10.03

佐伯海洋少年団

海に親しみ、海に学ぶ

  1. きびきびと手旗信号
  2. ロープを結ぶ練習
  3. さまざまな結び方を学びます

大分県佐伯市の佐伯海洋少年団は、毎月第2・4日曜に集まり、手旗信号やロープワーク、シーカヤックを学んでいます。9月最後の日曜、小学生8名と中学生6名(体験含む)は、活動の拠点となる西上浦の艇庫に集合し、手旗信号の訓練から取り組みました。二列に整列し、2本の紅白旗を腰から取り出し「イ!ロ!ハ!」の号令に合わせてきびきびと両手を動かします。現代はスマホなどで容易に連絡が取れますが、かつて洋上での通信手段は手旗信号でした。海洋少年団は、この伝統を学ぶとともに、競技としても取り組んおり、全国大会で優秀な成績を収める団員も出しています。

ロープワークは、解けない、けれども解くときは、いとも簡単に解ける。役立つロープの結び方を練習しました。ほとんどのメンバーはやすやすと手を動かし、頼もしいかぎりです。最後は腰にぶら下げるための、エビ結び(形がエビによく似ています)に仕上げ、腰のハーネスにひっかけて終了。男子も女子も、とても凛々しく見えました。

後半は着替えて、シーカヤック。

  1. 2人で力を合わせてシーカヤック
  2. 最年少さんもがんばります
  3. 家でも学校でも習えないことを海が教えてくれます、と指導の三浦さん

2人乗りのシーカヤックは、2人が共同で漕がなければうまく進むことができません。海の状態にも左右されますから、自然の厳しさも学ぶこともできるのです。沖に浮かぶ彦島と呼ばれる無人島を一周するのがいつものコース。息を合わせながら美しく漕ぐ姿が印象的でした。

陸地から波止場の下を覗くと、10cm以上もありそうなベラや、カワハギがすぐ近くに見えました。この豊かな佐伯の海を守ることを、次の世代の子どもたちが担っています。子どもたちは、海のような広い心と団結する力を、佐伯海洋少年団の活動を通して学んでいます。

 

大分県の海を守る活動は海と日本プロジェクトも同じ!一生懸命な子供たちの姿に胸を打たれました。子供たちにも海プロのことを知ってもらい、改めて大分の海のために行動していきたいと決意した一日でした。

イベント詳細

イベント名佐伯海洋少年団
参加人数14名
日程9月29日(日)
場所佐伯市西上浦
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