九州で初めての開催となる『第1回ジュニア・ライフセービング選手権大会』が田ノ浦ビーチでありました。大会は小学生の部、中学生の部で構成され、大分、宮崎、山口のジュニアライフセービングクラブの26人が参加しました。開催県を代表して大分ライフセービングクラブの尾田智史理事長が、「(大会前日に行われた)クリニックで習った技術を生かし、100%の力を出し切りましょう」と挨拶し、大分市市議会の倉掛まさひろ議員が「九州で初めてのチャンピオンが、どのクラブになるのか楽しみです。ここから多くのライフセーバーを目指す人が増えたらいいなと思います」と来賓を代表して挨拶しました。
大会は個人種目となる「ビーチフラッグス」、「ラン・スイム・ラン」、「ニッパーボードレース」の3種目、団体・リレー種目は「タップリンリレー」、「ニッパーボードリレー」の2種目で競われました。夏休みの間に、この日を目標に練習を積んだ丸井亜海さん(中学1年)は、昨年から大分ジュニアライフセービングクラブに入部しました。平日は学校の部活動、休日はライフセービング活動を続ける元気いっぱいの女子中学生です。今大会はビーチフラッグスで優勝し、ニッパーボードリレーでも優勝。「(2種目で)優勝できたのは嬉しいけど、もっとスイムを練習して速くなりたいです」と大舞台の雰囲気を味わい、さらなる目標を見つけたようです。
審判員として参加したU22日本代表の三木玲奈さん(神奈川県・湯河原ライフセービングクラブ)は、「初めて九州に来ましたがライフセービング熱を感じました。私は小学2年からライフセービングをはじめ、大人に交じって練習をし、資格を取りました。この大会に参加した子どもがライフセーバーになるきっかけになればと思います」と語り、「子どもの夢は無限大。今日の嬉しさ、悔しさをバネにして、参加したクラブから日本代表選手が出てきてほしいです」と話してくれました。
手に汗握る戦線が繰り広げられ、参加選手の頑張る姿に大きな声援が送られました。注目の総合成績は、少数精鋭の4人で参加した宮崎ジュニアライフセービングクラブが各種目で上位に入り、実力を見せつけ優勝しました。各種目の優勝者にはメダルが贈られ、団体優勝した宮崎ジュニアライフセービングクラブには、ニッパーボード2艇が授与されました。
イベント名 | 第1回ジュニア・ライフセービング選手権大会 |
参加人数 | 26名 |
日程 | 9月25日(日)8:30〜15:30 |
場所 | 田ノ浦ビーチ |
主催 | 日本ライフセービング協会九州ブロック |