大分市の田ノ浦ビーチで、小学生を対象にしたマリンスクールが開かれました。海は楽しいけれど危険も潜んでいる。そのことを小さい頃から教えてあげれば、親の目が届かなくなる中学・高校生の時期に起こりがちな、海での事故を防ぐことができます。
この日集まったのは、子ども37人と大人(保護者)26人。まずは座って、津波について勉強しました。続いてビーチのごみ拾い。プラスティック製の漁具やポリ袋、たばこなどが回収されました。プラスティックごみは小さく砕かれ、海洋プラスティックとなり海の生態系に悪影響を及ぼします。たばこは土に還るまでに100年かかるそうです。こうした説明を聞きながら、子どもたちからは驚きの声が漏れました。
続いて、低学年は磯観察へ、高学年はシュノーケリングを体験しました。シュノーケリングは深いところまで進むので、必ずライフジャケットを身につけます。ライフジャケットは、体にフィットすることが大切。サイズが合わないと、浮力で首が締められ、苦しくなってしまいます。浮き上がらないために、ベルトを股下に通すことも重要、と教えてもらいました。大分県ライフセービング協会理事長の尾田さんは、「おぼれかけてもいい、怖い思いをしても、海は楽しく、チャレンジ精神を養ってくれる。海のことを次世代に継承してほしい」と話してくれました。海の勉強をし、海を楽しんだマリンスクールは修了証書の授与と、最後は恒例の、手をつないで輪になっての振り返り。「クラゲに刺された対処法を教えてもらい有意義でした」など、保護者からもためになったと感想が出ました。
イベント名 | マリンスクール’19 |
日程 | 7月28日 |
場所 | 田ノ浦ビーチ |
主催 | 大分県 |
協力 | 協働:一般社団法人大分県ライフセービング協会 |