トライアスロン選手の新田城二は、「キレイな海を泳ぐとテンションが上がる」と語ってくれました。競泳からトライアスロンに転向して5年目。レーンで区切られたプールから風や波でコンディションが変わる海に勝負の場所を移し、自転車とランニングの3つを連続して行う過酷な競技を楽しんでいます。「海は未知なもの」と表現し、「恐怖もあるが波や流れなど変化があるので面白い」とのこと。
トライアスロン転向2年目の2017年、虹の松原トライアスロン大会で3位になり一気に注目を集める存在となりました。大学院卒業を機に大分に帰郷。日本オリンピック委員会が実施するトップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」を活用し、社会医療法人関愛会・佐賀関病院に勤務しながら、生まれ育った大分で競技を続けています。
これまで国内各地のレースを転戦し、国際大会にも出場しており、「試合中は集中しているので周りを見る余裕はないが、アップのときは景色を見ながら走ったり、魚を追いかけたりして泳いでいる」と自然と戯れる時間は至福の時のようです。大会ごとにコースが異なり、気象条件によって難度も変わります。対策を立てにくいが新田選手は、「上手くいかないときに何ができるか」。それが試されるのがトライアスロンの魅力だと語ってくれました。
水泳・自転車・ランニングの3つの競技を連続して行う過酷なトライアスロン。新田選手の当面の課題はバイクです。スイムとランは日本トップランカーと引けを取らない新田選手は、スイムで先行するも、バイクで貯金を使い果たし、ランの奮闘もむなしく…というレースを繰り返してきました。経験の少ない自転車ですが膨大な練習量とともにタイムを短縮しています。
イベント名 | トライアスロン選手 新田城二 |