夏休みに入り、日田市立博物館主催の干潟観察会で、子どもたちがやってきました。干潟でカブトガニの子どもやカニを観察したり、ひがたらぼで展示されている標本や大きなカブトガニを触ったりしました。山と川と海がつながっていることを知ってもらえるといいなあと思っています。
7月の終わりに「帝王紫ワークショップ」を開催しました。紀元前、フェニキア人は巻貝からとれる染料で布を紫に染めていました。ほんのわずかしか染料がとれなかったことから、紫に染められた布は大変貴重で、「高貴な色」としてシーザーやクレオパトラも身につけていたといわれています。天然の染料で紫色はあまりないのだそうです。いつか行ってみたいと思っていましたが、指導してくださる先生と知り合い、中津干潟で漁獲されているアカニシを使って貝紫染めに挑戦しました。
貝の殻を割り、内臓の一部を取り出し、水を加えてミキサーで混ぜます。この液に布を浸し、お日様の光を当てます。紫外線の作用で、最初は黄色かった布が緑になり、やがて紫へと変わる様子はとても不思議です。
夏になり、毎日夕日がとてもきれいです。暑い日が続きますが、夕方になると海風が吹いて、海辺は涼しくなります。
NPO法人 水辺に遊ぶ会 足利由紀子
イベント名 | 中津干潟コラム |