集められたゴミは全部で約310kgありました
今年は雨が少ない夏でしたが、時折やってきた台風や大雨によって、海岸にはごみがたくさん漂着しています。見た目にはペットボトルが多いですが、護岸や砂浜の下をよく見ると、小さなプラスチックの破片もとても多いです。
水辺に遊ぶ会では年に4回、市民のボランティアの皆さんとビーチクリーンを行っています。9月に入り、秋のビーチクリーンを行いました。驚くことに、海岸には冷蔵庫のような大きなごみも流れ着いていました。
200人を超える皆さんの作業で回収したごみの量は約310kg。いつもより少なめでしたが、それでも大変な量です。海に流れ出してしまったごみは回収することがとてもむずかしく、更に、プラスチックなどは破片状になって様々な問題を起こしていることがわかっています。海岸で、なるべく形が壊れてしまう前に拾うことが、海のごみ問題を解決するために大切です。
ビーチクリーンと同時に、海岸の松林で「松葉かき」も行いました。松林の下にたまった松葉や草を熊手でかきとり、砂地が出ているようにすることで、マツは元気に育ちます。砂浜と松林が続く様子は、日本の海岸の代表的な景色ですが、最近は松枯れによる松林の衰退や砂浜の侵食によって見られなくなりつつあります。各地で、松葉かきを行い、マツを大切にする活動が行われています。大新田の松林も5年前からボランティアで再生活動を行っています。
松葉かきで集めた松葉は、箱に入れて堆肥にします。できた堆肥は中学校の学校菜園などで使います。松葉かき終了後に、堆肥をかき混ぜる作業をしました。マツは針葉樹ですので堆肥なんてできるの?と思われがちですが、油があるので、良い堆肥になります。そして、松葉堆肥の中にはカブトムシの幼虫がたくさんいるんですよ。
イベント名 | 市民ボランティアの皆さんとビーチクリーン |
参加人数 | 約200名 |