ウミガメを通して、海の環境保全を考えてほしいと語る内田理事長
佐伯市米水津にある『はざこネイチャーセンター』は、間越(はざこ)海岸で産み落とされたアカウミガメの卵を保護し、孵化させている施設です。ウミガメの卵は、24時間以内に移動しなければいけないそうで、スタッフの皆さんはとても神経を使っています。温度を29.7度〜30度にキープし、60〜90日後の孵化を見守るのです。ここには東京大学のチームが研究するアオウミガメの成体もいます。間越の海にやってくるのはアカウミガメで、アオウミガメは、ときどき定置網にかかるのだそうです。アオウミガメの生態はよくわかっておらず、これから発信機をつけて海に戻す予定です。間越をスタートして、どんな旅をするのでしょうね。
ウミガメが大好きな内田桂さんは、海のごみ問題に心を傷めるひとりです。1億1000万年以上も昔から姿を変えずに生きているウミガメが、ビニール袋をクラゲと間違えて食べ、死ぬ事例が後を絶ちません。産卵そのものも減ってきています。海岸が減少していることに加え、産卵できる個体が、海の環境汚染で死んでいることが考えられるそうです。海は私たちとつながっています。海への関心を高め環境を考えてほしいと内田さんは語ります。はざこネイチャーセンターはこれからもイベントなどを通して、海の環境保全の大切さを次世代に伝える活動を続けていくそうです。
関連イベント 8月11日(土)12日(日)10:00〜16:00
鶴御崎・星空アートフェスタ
10月7日(日)8日(祝)10:00〜16:00
鶴見半島・わくわく体験フェスタ、など
問い合わせ はざこネイチャーセンター 電話/FAX 0972-34-8448
9:00〜17:00 火曜休 7月第4週〜8月は無休
イベント名 | ウミガメ保護活動 |
場所 | 大分県佐伯市米水津 はざこネイチャーセンター |
主催 | 特定非営利活動法人 おおいた環境保全フォーラム |