レポート
2021.05.17

ことしの夏もきれいな大分の海で遊ぼう!

海水浴場水質調査

  1. 調査地点の打ち合わせ
  2. 年に3回、調査をします
  3. 水質対策班の白石さん

海水浴シーズンを前に、県内の海水浴場で水質調査が行われました。調査地点は、1年間の利用客数がおおむね1万人以上の海水浴場、および、快水浴場100選に選ばれた海水浴場が対象で、大分県ではことし、6カ所を調査しています。海水浴場の開設前に2回、開設中の7月に1回、調査を実施しています。

 

 5月のこの日は、まだ海水浴客のいない住吉浜リゾートパークからスタートしました。調査をする県の職員さんはボートに乗り、水深1~1.5mの調査地点を目指します。毎年、同じ地点で調査をしています。ボートを停め、水温を測り、採水。この時の水温は約16度でした。まだまだ冷たい初夏の海です。続いて、奈多海岸へ移動、奈多では、胴付き長靴を着用した職員さんが深いところまで歩いて進み、採水しました。現場では、油膜の有無、透明度も測定します。採水のサンプルは県の分析機関に持ち帰り、ふん便性大腸菌群数、化学的酸素要求量を調べます。気温や水温、pH等も加え、総合的に評価を行っていきます。

調査の結果は、5月27日に県のホームページで公表の予定です

  1. 海水を採水し、持ち帰ります
  2. 奈多海岸では深いところまで歩いて採水しました
  3. 調査に必要な事項を記入します

水質の判定は、「適」「可」「不適」の3つに分類されます。大分県の海は直近3年間、すべて「適」に区分されました。ことしの結果は、ランクの説明も含めて、5月27日に県のホームページで公表の予定です。

 海水浴場には比較的ごみは少ないですが、令和元年度に県下の海岸17カ所で行った海洋ごみの調査の結果、漂着しているごみの大半は流木などの自然ごみですが、残りの人工ごみの約7割がプラスチック類であり、さらにそのうちの約8割が陸域由来と推定されました。内陸の方にも、海洋ごみのことをより広く知ってほしいですね。

 大分県は今後も継続して水質調査をし、県民の皆さんに身近な水環境に関心を高めてもらえるよう、努めていきたいということでした。安心して海に入れるための調査はとても大切ですね。

イベント詳細

イベント名海水浴場水質調査
日程5月11日
場所住吉浜リゾートパーク、奈多海岸、糸が浜海水浴場
主催大分県生活環境部環境保全課水質対策班
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