今年で39回目を迎える初秋名物「関の鯛つりおどり大会」がことしも賑やかに開催されました。佐賀関の”絆踊り”といわれる「関の鯛つりおどり」は、江戸時代の漁師唄が起源。唄い継がれた節を書きおこし、唄として確立させ踊りをつけ、現在の形となりました。佐賀関はもとより、大分県内各地で唄い踊られることもあり、伝統文化として定着しています。
供養踊りではなく、祝いの踊りというのが鯛つりおどりの特徴です。関あじ関さばでおなじみの佐賀関は一本釣りが有名。その豊漁を願って唄い、踊ります。ことしの参加は21団体、約630名。観客やスタッフを含め、多くの方々が会場を埋めつくしました。地方(じかた)と呼ばれる演者は、三味線、尺八、太鼓。唄の合間に、「鯛じゃい鯛じゃい」というリズミカルなお囃子が入ります。
ブリが釣れたかな?鯛が釣れたかな?と尋ねると、「鯛じゃい鯛じゃい」と返すのです。大勢の人たちが一斉に声を発すると、迫力がからだ中に響きます。幼稚園児から参加しており、思い思いのいでたちで、大会は大盛り上がり。海と日本プロジェクトin大分県チームも参加し、漁の安全や海の環境改善を願いながら、一生懸命踊りました!
イベント名 | 関の鯛つりおどり大会 |
日程 | 9月14日(土) |
場所 | 佐賀関市民センター(ふれあい広場) |
主催 | NPOさがのせきまちづくり協議会 |