この夏開かれた「海の伝道師育成塾」に参加したのは、環境への意識が高い21人の小学生たち。そのうち6人(小6・4人、小4・2人)が、宗方小学校の生徒でした。環境学習に力を入れている宗方小学校は、海の環境についての特別授業の時間を快く作ってくださり、6年生対象の報告会が実現しました。
はじめに、育成塾のリーダーつだ・つよしさんが挨拶。ジョークを交えながら、1泊2日の海の伝道師育成塾の様子がビデオで紹介されました。
育成塾に参加した6年生の4人は、揃いの塾生Tシャツを着て登壇。海の環境の変化や、ごみ問題について報告しました。大分市の南蛮BVNGO交流館は、海を利用し世界と交易した大友宗麟の館跡です。ここではお皿を発掘しました。佐伯市の丸二水産では、海底がヘドロなどで埋まり、海の環境が大きく変わってしまったことを教えてもらいました。同じく佐伯市のはざこネイチャーセンターでは、ウミガメがごみを食べ、危機に瀕していることを目の当たりにしました。そして米水津港ではブリの養殖と鮮やかな加工技術を見せてもらい、大分の海の幸が日本中で喜ばれていることを知りました。特別教室が開かれた音楽室に集まった6年生全員は、塾生たちの報告のあと、活発に挙手をし、意見を出し合いました。海にごみを捨てない、地域の清掃活動に取り組みたい、ウミガメを守りたい、動物は責任を持って育てる、外来種を放たない、など、環境意識の高まりを感じる報告会となりました。
イベント名 | 「海の伝道師育成塾」大分市立宗方小学校特別授業 |
参加人数 | 大分市立宗方小学校6年生の皆さん |
日程 | 10月17日(木) |
場所 | 大分市立宗方小学校 |