大分市の田北調理師専門学校で先日、さばける男子・女子を育成する「さばける塾」が開かれました。
会場には7組14名の親子が集い、オリジナルのコック帽をかぶって魚料理に挑戦しました。
はじめに津田校長から、海洋環境保全と海洋文化継承についての講話がありました。自分たちで魚をさばくことで、海や自然の恵みへ感謝する機会になればと、例え話を交えながらわかりやすく話してくれました。続いて、おにぎり先生こと、正野崎先生が登場。ボードを使ったクイズで海の現状を学びました。30年後には、魚より海ごみのほうが多くなるという試算に、考えさせられる表情の参加者でした。
会場を調理場にうつし、安部先生から、包丁の種類や、実際にかぼすブリをさばくところを見せてもらいました。大きなブリを包丁一本で手際良く切っていく姿には、どよめきが起こりました。捕れたても美味しいけれど、寝かせることで旨味が増すこと、魚は冷たい海の中にいるので、人が手で触ることでやけどをしてしまうという話にも驚いた様子でした。
今回のメニューは、ポテトサラダをアジでくるんで焼いたもの。ひと家族に1人の学生さんがサポートに入り、けがをしないように見守りながら、的確に指導していきました。うまく三枚にさばけたあとは、食べやすいように骨抜きをします。そしてポテトサラダを包み込み、切り込みを入れ、オーブンへ。アジの表面に焦げ色がついたら、トマトソースとスライスかぼすを乗せ、完成です。
試食会には、安部先生がさばいてくれたかぼすブリも登場し、とても贅沢なランチとなりました。もぐもぐと美味しそうに食べる姿に、保護者の方たちもうれしそうに微笑んでいました。
最後に、さばけるマスター認定証が授与され、記念撮影をし、終了。「家でもやってみる!」と発言するなど、この日の体験はとても有意義だったようです。
海と日本プロジェクトは現在、「海のごちそうウィーク」の真っ最中。どうぞチェックしてみてくださいね。
イベント名 | 海と日本さばける塾 in 大分県 |
参加人数 | 7組14名 |
日程 | 10月11日(日) |
場所 | 田北調理師専門学校 |
主催 | 日本さばけるプロジェクト実行委員会、日本財団 |