タコを使ったいろいろな料理について話し合いながら、みんなのアイデアをまとめてくれるのはシェフの末綱さんです。末綱さんは国東で獲れるタコや、タコを使った料理について教えてくれました。末綱さんのアドバイスもあり、みんなで検討した結果、オリジナルメニューは、タコを使ったクリームコロッケに決まりました。どんな料理が出来上がるのでしょうか!?
まずは下ごしらえ。生のタコは塩でもんで洗い、ぬめりを取ります。塩と醤油と色合いを出すための酢が入ったお湯を2分ほど沸騰させ、タコを茹でます。茹でたタコの脚は順番にみんなで切り分けました。おっかなびっくり包丁を持つ子やノコギリのようにギコギコと使う子には、末綱さんが優しく切り方を教えてくれました。タコの切り分けが終わったら、ホワイトソース作りです。鍋にバターを入れ、バターが溶けたら小麦粉、牛乳を加え、焦がさないように混ぜます。いい香りが立ち上りました。
アカモクは、漁船のモーターに絡む厄介な存在でしたが、近年栄養価が見直され、料理に利用されることが増えてきました。国東の海でとれたアカモクには粘り気があり、茹でてカットして冷凍保存したものを加えることで、コロッケがふっくらと仕上がるのです。
さて、アカモクを混ぜた熱いホワイトソースはしばらく寝かせ、一口サイズに丸めます。この中に、さきほどのタコを入れるのです。お団子を作る要領で包み込み、タコを入れ終わったら衣付け。みんな粉まみれになりながら、楽しく作業を進めました。それを黄金色にからっと揚げると、タコが入った一口サイズの「タコクリームコロッケ」が出来ました!特製のトマトソースと地元のレタスを使い、6年生たちが飾り付けて完成です。
いよいよ試食。みんなで「いただきます!」。
ふんわりした中にタコの程よい歯ごたえがあり「プリプリして美味しい!」とみんな大感激。そこに先日、海の環境学習と塩づくりを指導してくれた海原さんが、みんなで作った塩を使ったクッキーを焼いてきてくれました。なんて素敵なサプライズ! クッキーもとても美味しくて、美味しいタコを育ててくれる国東の海、美味しい塩を届けてくれる国東の海に、改めて感謝する時間となりました。美味しいって幸せなことですね。みんなの笑顔がそれを物語っていました。
イベント名 | おおいた海の伝道師育成塾④ オリジナルタコメニューに挑戦! |
参加人数 | 大分県の小学生17名 |
日程 | 11月8日(日) |
場所 | 国東市 ビストロ エスポワール |