大分県大会の会場は、オープンエアの「祝祭の広場」。県内の高校から10チームがエントリー。それぞれ趣向を凝らしたごみ回収のオリジナルアイテムを準備し、大会にのぞみました。
はじめに、実行委員会代表の名古屋さんから、「海ごみは陸から流れてくるものが多く、世界で毎年800万トンものごみが流出していて、ジャンボジェット機に換算すると5万機分の重量におよびます。2050年には魚よりもごみが多くなるという試算があるほどです」などの衝撃的なトピックが紹介され、参加者の表情が引き締まりました。
スポGOMIは、3〜5人がチームとなって屋外でごみを拾うアクティビティです。密にならずに済むため、コロナ禍でも適したスポーツと言えるでしょう。
各チーム、揃いのビブス、軍手、専用のごみ袋、トングを持ち、チームコールに応えて、鬨(とき)の声を上げました。続いて全員で声を揃えて、
「CHANGE FOR THE BLUE !」
いよいよ競技スタートです。
事前に作戦を練ってチームごとに出発!ごみ投棄の多い公園にはペットボトルがあちこちに散乱していました。
茂みや自転車置き場などから、吸殻や空き缶、紙ごみなど、さまざまな種類のごみを見つけました。一見きれいな景色の中にも、ごみがたくさん隠れていることに気付かされます。男子チーム、女子チーム、混成チーム、体力、知力を活かし、隅々まで目配りして競技を進めます。
台風の接近による風雨が心配されましたが、なんとか持ちこたえ、1時間の競技は無事終了。
続いて、集められたごみの計量です。例年よりごみの量が少ないのは、大分の人たちの環境意識の高まりと、コロナ禍で出歩くことが少なくなったことなどが理由に挙げられそうです。
集計の結果、優勝はチーム「塚chill」!
「少し肌寒かったですが、タンクトップで気合でがんばりました! 東京大会もタンクトップで、皆さんの分もがんばってきます!」
笑顔の意気込みに、会場から笑いと温かい拍手が起こりました。
東京大会は12月の予定。タンクトップは風邪をひかない程度に!日本一を目指してくださいね。健闘を祈ります!
イベント名 | スポGOMI甲子園 大分県大会 |
参加人数 | 高校生10チーム参加 |
日程 | 9月12日(日)10:00〜 |
場所 | 祝祭の広場 大分市中心部エリア |
主催 | 海と日本プロジェクト スポGOMI甲子園実行委員会 |