イベント
2020.11.04

おおいた海の伝道師育成塾、始動!

海と日本プロジェクトin大分県は、毎年夏に小学生を対象にした宿泊を伴う海の学習会を実施してきましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で夏の実施が難しく、秋になってから2日間にプログラムを分けての開催となりました。

新型コロナウイルス感染予防対策として、マスクを着用すること、適度な距離を保つこと、大声を出さないこと、こまめな手指消毒等、様々な点で細心の注意を払いながら、海の環境への興味を子どもたちに持ってもらえるよう努めました。

ことしの行き先は、県北部の国東(くにさき)市。国東の海に関する様々なことを勉強していきます。

いざ、国東(くにさき)へ!

  1. リーダーのつだつよしさん
  2. 手指消毒を毎回きちんとしました
  3. 海原明子さんの海の環境学習

10月31日朝、テレビ大分に集まったのは、県内の小学生(4〜6年生)17名。4つに班に分かれ、静かに着席します。全員が揃ったところで、リーダーのつだつよしさんが登場。「きみたちは、選ばれし人々です!」と会場を盛り上げ、緊張していた子どもたちに笑顔がこぼれました。今回のミッションは、海の勉強をした後に、オリジナルの新聞を作り、発表すること。取材の仕方や記事の書き方を、大分合同新聞の渡辺さんが説明してくれました。

バスに乗り込み、いざ出発! お見送りの保護者に手を振りながら、バスは一路、国東市へ。

はじめに訪れたのは、海のすぐ近くにあるコテージ。ここで、NPO法人「国東市手と手とまちづくりたい」の海原明子さんからお話を聞きました。国東の海岸は、ウミガメの産卵地であること。ウミガメの卵を守り、管理し、孵化を見守り、海に帰すまで、その様子をビデオで見せてもらいました。子ガメの映像に塾生たちはとても感銘を受けたようす。しきりに写真を撮っていました。「この活動をしていてよかったと思う瞬間は?」の塾生からの質問に、海原さんは、「ウミガメさんが戻ってくれたら、地元の人が喜んでくれます。そういう時に、海を守ってきてよかったなぁと思います」と、穏やかな笑顔で答えていました。

塩作りについても教えてもらいました!

  1. 国東の海をバックに
  2. 炭火で塩を作ります
  3. しょっぱい!でも、海の香りがする美味しいお塩です

国東では昔、塩作りが盛んに行われていたそうです。長年、「入浜式」という海の干満を利用した方法で塩を作っていたそうです。今回は、炭火にかけての塩作りにチャレンジしました。このあたりの海の塩分濃度は、約3%。これをろ過し、15%の濃度まで濃くしたものを火にかけます。しゃもじでかき混ぜると、鍋肌に白い結晶がつきますが、これは塩ではなく、マグネシウムなどのミネラルだとか。塩と混ぜないように、分離したままかきまぜ、水分を飛ばしていくと、鍋の中心部に真っ白なふっくらとした塩ができあがりました。小カップに入れ、味見をしてみます。「しょっぱい!」 けれど、とても旨味のある塩に仕上がっていて、みんな口々に、「おにぎりを作りたい!」と感想を話していました。おなじみの塩が海からできていることに、改めて驚き、塩作りを通して、海からの恩恵を学びました。大切な塩のためにも、海はきれいでなくてはいけませんね。持ち帰った国東のお塩は、おうちで美味しいおにぎりになったかな?

イベント詳細

イベント名おおいた海の伝道師育成塾① 海の環境学習と塩づくり
参加人数大分県の小学生17名
日程10月31日
場所国東市
\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

スポGOMI甲子園2022 全国大会
イベント
2023.01.23

スポGOMI甲子園2022 全国大会

「海と山の環境のつながり」をみんなに伝えよう!
イベント
2022.12.24

「海と山の環境のつながり」をみんなに伝えよう!

ページ内トップへ