全国の高校生が、地元の海の課題に挙げられる魚を使って、オリジナル缶詰を開発し、
競い合う、「LOCAL FISH CAN グランプリ」。 大分県からは、昨年に引き続き、
大分県立海洋科学高校のチームが決勝大会への進出を決めました。
海洋科学高校では、魚が産卵する場所となる海藻などを食べる「ブダイ」に着目。
独特の臭みがあるブダイを、どうやったら美味しく食べられるか。
地元の料亭にも協力してもらいながら、試作を行ってきました。
味付けではなくて、調理方法で臭みを消して、さらに味で美味しくできないか工夫した。
そう話すのは、生徒とともに、缶詰づくりに取り組む、海洋科学高校の前田先生です。
2022年9月 決勝大会までひと月に迫ったこの日は、
県漁協の津久見支店で、試作品の試食会が行われました。
味の感想は上々。また、かぼすの皮を入れたことも、大分らしさがありいいと、好評でした。
たくさんの試行錯誤と、地元の人たちの協力のもと完成したのが
大分県特産の「かぼす」風味のブダイの味噌煮。 その名も「ブダイ ミッソーニ」
10月10日には、東京で行われた、決勝大会に臨みました。 缶詰の味は大好評。
結果は、調理方法や味付けの工夫が評価されて、お見事!2年連続の優秀賞に輝きました。
美味しく食べられる加工方法を広めて、「ブダイ」を流通させたい。
海洋科学高校の4人の夢は、はじまったばかりです。
イベント名 | LOCAL FISH CAN グランプリ2022 |
日程 | 2022年10月10日 |
場所 | F studio SHIBUYA |
主催 | 一般社団法人 全国道文化交流機構 |
協賛 | 共催:日本財団 海と日本プロジェクト |
協力 | 後援:東京都 / 公益社団法人 日本缶詰びん詰レトルト食品協会 |